
私より十一歳年下の友人佐野君は、東京の大学に通っていたが、あまり勉強が出来ず落第するかもしれなかった。彼は学問の嫌いな頭の悪い人間が小説家になるものと思い込んでいるらしく、いよいよその覚悟を決めているようだ。
日常生活も悠々とし、ある時には温泉宿の一室で原稿用紙を拡げポーズを取り、ある時には宿から釣針を借りて釣りをする。6月の鮎の解禁日にも温泉場に出かけたらしく、彼は私の家にも鮎をお土産に持ってきた。しかし、驚くべきことに、彼は温泉のある伊豆でいいひとを見つけたらしく、結婚したいと言い出したのだ。
佐野君とその令嬢との出会いを聞いた私は……。
+ + +
令嬢の乗った自転車の後ろにあったのが、菖蒲(あやめ)の花束。作中では「あやめ」とルビがふってありますが、6月にもう入っていること、そのほかにも「姫百合」「松葉牡丹」「紫陽花」「夾竹桃」が咲いているところから、花菖蒲(ハナショウブ)だと思います。実際、そういう読ませ方をしている場合もあるようですので。
青空文庫で読むことができます。
≪関連ページ≫
・太宰治 「水仙」(水仙)
・太宰治 「雀」(紫陽花)
・太宰治 「葉桜と魔笛」(桜)
・太宰治 「めくら草紙」(夾竹桃)
こんにちは。
「つれづれ日記」の虹色うさぎです。
早速お返事ありがとう。それでは紹介文は、私が考えて書かせていただきます。
今リンク集のページの体裁をああでもない、こうでもないと一人で試行錯誤しつつ考えています。決まれば速いと思いますが、多分、今週末、遅くても来週始めにはリンク集のページをアップしたいと思っています。
それではまた。
http://nijiusa.blog43.fc2.com/
こんばんは。こちらこそ早速のお返事ありがとうございます。
リンク集のページを作るのは大変でしょうが、考えるのは楽しいですよね。どんな紹介文になるのかをゆっくり楽しみにお待ちしています。
ではまた。
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